それ以上でも以下でもないって結局なんなのか

以上は「それまたはそれよりも上」であり、以下は「それまたはそれよりも下」だから「それ以上でも以下でもない」って何でもないのでは…とか思った話。

 

で、ググった。

 

いじょう
【以上・已上】
1.《規準の数量・程度を表す名詞に添え》 それを含みその上の範囲。 「六歳―」
2.それを上回る範囲(の状態)。 「できばえは予想―だ」

 

いか
【以下】
1.《規準の数量・程度などを表す名詞に添え》 それを含みその下の範囲。 「百円―」
2.それを下回る範囲(の状態)。 「期待―の愚作」

 

ええ…(困惑)。

 

じゃあ「それ以上でも以下でもない」のときの「以上」と「以下」はそれぞれ2.の意味なのね。

 

日本語、腹立つわ。

『A martyr』 雑記

良く出来た作品でした。

孤児院の評価を上げて子どもたちを救うためには学校教育や職業訓練を行わなければならない。しかしそれらを行うには資金が必要で、施設のお金は減っていくばかり。一人でも多くの子どもたちを助けるために、少数の子供には人身売買によって犠牲になってもらわなければならない。

これをそのままゲームシステム化していて、「なるほど」と感心した。しかも引き取る子供たちにもパラメータがあり、元の素質が良いほど育てやすく進学就職がし易い。そうじゃない子は人身売買によって資金になってもらう、と。本当に凄いなと思うばかりだった。

たった数時間程度で終わる、800円くらいのゲームだけど、とてもとても楽しめた。

 

施設が今でも存続していて
社会に根づいているのは事実だ
それは あの人の功績ですよ
あの人が罪を犯したのと同様に 事実だ

それを否定してよいのですか?
何から何まで善くなければ
すべては偽善となるのですか?

罪人は 人を救ってはならないのですか?
あの人の魂には 清く美しいものが
確かに存在していたのに

誰も それを見ようとしないのですか? 

――『A martyr』

 

『景の海のアペイリア』 雑記

ネタバレ全開雑記注意

 

肉の体という檻を認識しそれを脱しようとした彼だったが、その実その世界こそが肉体の檻を脱した世界なのだった。

 

…とまあ、一空観は肉体を捨て去った先に自由と進化があると主張し、そこを目指した。しかし目指した場所はそもそも自分がいた場所であり目指した場所にいながら未だそれを求めるというのはなんとも人間らしいなあと感じた。

人間というのは常に自分が持たないものを求め、手に入れたもの、既に持っているものへの興味は常に失われていく(もしくは持っていることに気が付かない)。そういうものなんだよなあってのを再認させられた。

 

そもそも、肉体を捨て去ったところでどうしてもどこかに自身を存在させるためのハードが必要なわけであり、結局肉体の檻から完全に脱却することなんかできないんじゃなかろうかと思う。まあ空観が言っているのは人間の完全な情報化じゃなくて肉体という古いハードウェアを捨て去って機械という新しいハードウェアに乗り換えることで自由と進化が待っているという話だけど。

 

まあこんな話はどうでもよくて、アペイリアをやっていて感じたのは「機械知性と人間 / 2次元と3次元に線引をすることなんかくだらないよね」ってことです。これらはすべて等しく同じ立ち位置で生きていて同じように尊いんだとそういうわけです。

最近、前にも増して2次元の実在性ってのを感じられるようになってきて、所謂メタフィクションと言われるものの定義が自分の中で成立しなくなりつつあったわけだが、この作品がまた一歩背中を押してくれることになった。

やっぱ生きてるんだよ、2次元って。下手したら3次元より人間らしく生きてるよ。そんなことを思う。

 

それからタイムリープ / 世界をループすることについて。あれってさ、「おんなじところ(誤差やズレは多少あるけど)をぐるぐる回って最後の1回だけが現実として確定する」んじゃなくて、「ループしたすべての経験が記憶という事実として残り続ける」わけですよ。

一見すると「気に食わないから世界やり直しちゃお」って感じで無責任に観えるけど、あれは繰り返せば繰り返すほどにその責任がのしかかってくるものなんですよね。零一も言ってたけど、人が死んだからタイムリープして、もしその人を救ったとしても、一度死んだという事実は変わらないってわけです。その重みはずっと抱えていなきゃいけない。

この辺の話、別の某繰り返しちゃう作品を思い出してめっちゃ胃が痛くなった。書いてる今も痛い。

眠くなってきたからとりあえずここまで。また気が乗ったら追記する。

『枯れない世界と終わる花』 雑記

プレイと並行して書きなぐり。

 

コトセの話

コトセの”悲しみ”という感情を取り戻し、天使の役割から開放させるために、”大切な人との別れ”が必要だった。その”悲しみ”を発露させるシチュエーションとして、”マヤが消されること”が使われるわけだが、これはどうなんだろうなあと思ってしまった。

マヤの願いとしては筋が通った話だけど、ショウサイドとして考えると、マヤの願いにおんぶにだっこ、受け身のままコトセを開放に持っていくという感じがして、自分の思う主人公的行動ではないなぁと思った。

 

ユキナの話

幼少期の”信じなければ裏切られない”という信条を捨てて、ショウ(親役のほう)たちを信じるという選択をするが、結局ショウは姿を消し、ユキナは物事に強く”諦め”を抱くようになる。羽を取り除くには本人の意思が必要なので、ユキナの強い諦めの心持ちをどうにかする必要があった。で、諦めを抱く原因となった”親の裏切り”が勘違いであることを教えることで、諦めの感情を崩し、希望を願わせる状態にした。

…で、この流れに至るために、アカリさんが消される必要があったのか。別にアカリさんとの別れをきっかけにしなくても、ショウが真実を伝えるための流れは作れたんじゃないかと思う。コトセに続いて、やっぱりショウはどこか受け身だなあと思った。

 

 ハルの話

ショウ(アキト)が何故今の状況になっているかについては、まあ予想通りだったので割愛。

アキトとの約束を守ることと、羽を渡さないという意思がなぜ繋がるのかが理解できなかった。何か読み落としたか、読み込みが足りないか。

 

レンの話

アキトが最後のまで「犠牲の要らない世界」に自分自身の犠牲というものを含めていない、犠牲のない世界のために犠牲を出すという矛盾。アキトがここまで自己犠牲に囚われているのは、ショウを失い、コトセ・ユキナ・ハルの記憶から自身が消え、求めてくれる人が消えてしまったからかなあと思う。…レンはアキトを求めてくれていたと思うんですけど、彼女一人じゃ足りなかったか、という考えは彼女が可哀想すぎるが、そういう思考に至ってしまう。

 

ED

世界の意思としても、世界をどうにかしたいという思いはあったが、何を試してもうまくいかなかった。そこにアキトが現れ、最後の望みを託した。レンのような存在を作り出せる、羽を奪う役目を与えられるなら、アキトの願いがなくても初めから世界の再構成は世界自身の意思で可能だったのでは?と思ったが、羽の所持者本人が、それを手放す意思を示さなくては羽を取り除けないという縛りがあり、世界そのものの意思では、それを超えることができなかった。そこを超えるためにアキトが必要だった、と考えれば納得できる。

アキトは自身の命を代償に世界を変えることを願ったわけだが、結果的にアキトは生き続けている(1回消えて戻ってきたか?)。なら最初からそんな代償いらなかったのでは?というかそもそも、世界の意思とアキトの願いは一致しているわけだから、アキトが代償を払う必要すらないのでは?世界のルールと世界の意志は別なのだろうか。この2つが別個のものなら、ルールとして代償が必要というのは、まあ筋が通るか。では、結果的にアキトが生きていることについてはというと、代償を払って犠牲のない世界というものに世界そのものが変わったので、世界のルールも変わり、世界の意思として、アキトを生き返らせることができた(アキトも生きることを望んでいたし)、と考えることはできるか。

 

その他:全体を通して感じたこと

誰も犠牲にならない世界を臨みながら、コトセ・ユキナの羽を取り除くためには犠牲を払い、また自身も犠牲になって構わないというスタンスは矛盾なのではないか。アキトの自己犠牲精神についてはレン部分で記述した通りなので、ある程度納得はある。

前者について考えてみると、まず「こんな世界間違ってる。俺が変えてやる。」的なアキトの意思は、その根底に「自分の家族を救いたい」という願いがあって成り立っており、つまり正確なアキトの意思は「家族を守るために世界を変える。」ということになる。ここでいう世界は、広義的な、物理的な意味で言う世界ではなく、アキト自身が感じている小さな世界(自身と家族を中心としたもの)である。よってアキトの臨む「犠牲のない世界」とは「生きている誰もが犠牲にならない世界」ではなく「自分の家族が犠牲にならない世界」を指す。こう認識することで矛盾は解消する。

 

全体感想

世界構造についての説明が浅く、その部分について思考を巡らせることが多かった。

シナリオは先が読みやすく特段感情を揺さぶられることはなかった。

キャラクターとしてはレンの表情豊かさに心癒されることが多々あった。本作で最も魅力と感じられる部分といえる。CV秋野花による「ぎゃらくてぃかろーりんぐぱんけーき」が本作のピーク地点と言っても過言ではない。

 

以上

『ロリ巨乳の里にて 無料版』 雑記

 

「パイズリセックス」ってワード、めちゃくちゃ強いですね。

 

とりあえず無料版隠しキャラ含めて親密度みたいなのマックスにしてハーレムエンドっぽいのも観終わったのでクリアということで。

 

エロかったです。本番が一切ないという徹底っぷり、とても良いです。

 

戦闘パートのバランスもそこそこ良かったように感じます。ただ、妖刀の状態異常付与率高すぎる気がしました。あの武器だけ異常に強い。まあ鍵付きの宝箱とか幾つか開けてないのもあるので、他にも強い武器とかあるのかもしれないですけど。

 

シナリオ・世界観も凄く好きでした。ハーレムエンドの「幸福の絶頂の中で死んでいく」という最高の死の形で終りを迎えるのとても良いですよね。

 

キャラはたぶん薊ちゃんが一番好きですかね。一番レベリングして一緒に戦ってたのは花梨ちゃんなんですけど。ボクっ娘でラブラブ射精管理パイズリセックスとか100点満点かよって感じです。

 

軽くシコるくらいの目的で始めてみたらエロ・ゲーム面・シナリオ・世界観どれも満足なもので、予想以上に面白かったです。

『CyberRebeat』 雑記

ネタバレしつつ書きます。ご注意を。

 

序盤、OPムービーが流れるまでは正直言って詰まらなかったというか、主人公が面倒くせえなあって感じだった。

 

しかしここを超えてからじわじわと面白くなり、中盤からラストまではトップスピードで駆け抜けていく感じに面白かった。

 

全体的な感想みたいなのはこんな感じ。以下、終盤についての雑記

 

Warlock

ハッカーが溢れたこの世界。ああ、ハッカーが悪いだなんてのは、面倒な説教を受けずとも分かってる。同じ狢となった今、俺にも弁明の言葉はないし、また逆に家族を殺したハッカーどもを擁護するつもりも微塵もない

けれど

けれど、だ

ハッキング――すべての元凶となったその行為において

その業は、本当に私達ハッカーだけが背負うべきものなの?

 

『CyberRebeat』

 

サラが言いたいのは、ハッキングという行為の業はハッカーだけのものではなく、それに対して余りにも無関心過ぎる人間たちにもあるのではないか、ということだと思う。

日常的にPCやスマホを使う現代において、そのセキュリティに関して世界は余りにも無関心、無防備過ぎる。ハッキングは悪いことだけど、それへの対策を何もしないのは、ハッキングとはまた違う方面で悪いことではあると思う。

いやいや、電子機器に疎いなら仕方ないんじゃない?というツッコミもあるだろうけど、そうじゃない。そういうものを日常的に使うと決めた段階で、「疎いから」なんて言い訳は意味を成さない。使うなら、せめて最低限度の、使いこなせるだけの知識と技術を身につけないとダメだと。

無関心さや言い訳によって、個人の情報セキュリティ意識は向上せず、そこが穴になってハッキングが容易になる。セキュリティ対策をする側の意識が低いから、ハッキングをする側はちょろっとそういう知識を身に着けて、どこかで拾ってきたソフトウェアを使えばハッキングができる。そう考えれば、ハッキングの業はハッカーのものだけではなく、社会全体の業なんじゃないかと、そんな話をサラはしたかったのかなあと思う。

 

あ、あと引用の最後の行で、口調が素に戻って、一人称も「俺」から「私」に戻るの、いいよね。本音を漏らしているのがよく分かる。

 

ここに至るまでは、ハッキングバトル作品としてだたワクワクしながら呼んでいたんだけど、サラのこの科白前後から一気に僕らの世界に向けた批判的意味が大きな作品に変わった。上で引用したサラの言葉も、その後に書いた雑記も、僕らのインターネットにそのまま当てはまる話なわけで、耳が痛い。ここに至るまでにもちょいちょいとそういう雰囲気は出ていたけど、一気に爆発したのはここだと思う。

 

色々言語化しきれてないまま勢い任せに殴り書きしてるので、気が向いたらそのうち加筆修正とかするかも(言い訳)。

 

ハッキングハッキングって連呼してきたけど、ハッキングじゃなくて正しくはクラッキングに対する話だよね、多分。でもまあ、作中でクラッキングじゃなくてハッキングってワードをメインで出してくるし、そっちに倣うかなあって感じでハッキングで統一しました。

ざくざくアクターズ EXマオちゃんを倒した話

レベルを上げて物理(魔法)で殴る方式

 

編成は、ティーティー、ヘルラージュ、エステル、メニャーニャ、マリオン、ニワカマッスル、デーリッチ、ゼニヤッタの8人。実際に前衛に出して使ってたのはティーティー、ヘルラージュ、エステル、メニャーニャ、マリオンの5人で、残り3人はほぼ死体だった。

 

レベルは以下の画像参照。ステータス上昇アイテムは貯めこんでたものを全部使った。HP・MP回復系のアイテムも持てるだけ全部持っての挑戦。常時スキルも巻物で覚えさせられるもの片っ端から覚えさせて、店舗ブーストも「次の会議まで◯%上昇」系のやつに全部つぎ込む。

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次、各キャラ装備とかスキルとか。

ティーティー

ウルトラマリアはMP回復アイテムとか全体HP回復アイテムの効果上昇のため。頭と身体は属性耐性の装備で装飾品は金剛シールド。キャラによって炎耐性装備だったり雷耐性装備だったり若干ばらつきがあるけど、特に意味は無いです。マオちゃん炎メインだし炎耐性統一が一番いいのかなあとか思いつつ。

巻物で覚えさせたスキルはリビングチェイン。多分これがなかったら死んでた。ヘルラージュとエステルとメニャーニャにも覚えさせてる。

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 ヘルラージュ

武器は風アップのやつ。身体装備夜空のマントになってるけど、F・サモナーズで良かった感。

巻物スキルはリビングチェイン、スーパーソニック、魔導チャクラⅡ。他にもダメージ系スキル覚えさせてあるけどとりあえず重要なのはこれ。魔導チャクラⅡはエステルとメニャーニャにも付けてる。

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エステル

武器は炎アップで防具は炎耐性。

巻物スキルはリビングチェインと魔導チャクラⅡ。

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メニャーニャ

武器は雷アップで防具は炎耐性で良いと思う。

巻物スキルはさっきと同じくリビングチェインと魔導チャクラⅡ。

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マリオン

武器は強ければなんでもいいんじゃね?みたいな感じで選んだ。防具は雷アップと雷耐性。別に炎耐性にしてもいい気がする。

巻物スキルはハードチャクラとピンチチャクラ(後者は使ってないけど)。

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残り3人は死体役だったので省略!

 

次、戦い方。

とりあえずターン数のカウントが大事なので、なんかカウント出来るような環境があると良い。俺は面倒だったから頭でカウントしてたけど、第3段階で2回くらいカウントミスして死にかけました。

まず第1段階。マオの動きは、2ターン普通に攻撃→3ターン目にマステマレーザーのくり返し。

こちらの動きは、ティーティーで紅茶リジェネ、ヘルラージュでEX.ウインドブレスト、エステルでフレイムウォール、メニャーニャでサンダーウォールを常時貼り続け、合間に攻撃と回復。

ステマレーザーのターンは全員防御。この時、ティーティーを下げてマリオンを出して防御でマリオンのTPを溜めておくと多分楽。マリオンはサンダーウォールなくても防御でマステマレーザー余裕で耐えるはずなので、マステマレーザー時に強い。

TPは前述のスキルに使うので、攻撃スキルでは使わない。ただし、ヘルラージュのスーパーソニックは攻撃兼TP回収なのでバンバン使う。

ティーティーが武器効果でアイテムでの回復量が上がっているので回復アイテムを使うときはティーティーに使わせる。

こんな感じ。一定ダメージ与えると段階移行。

 

第2段階。マオの動きは、2ターン普通に攻撃→マステマレーザー→3ターン普通に攻撃→魔王球→大魔王烈波のくり返し。ただ、段階移行して最初にどこから動きが始まるかがよくわからない。

第1段階と同じく、リジェネと各耐性アップは張り続ける。他も特に変わらず、マステマと烈波のターンは防御で、その他のターンで攻撃や回復。

 

第3段階。マオの動きは、2ターン通常行動→魔王球→大技(炎・氷・雷の3種のうちからランダム)のくり返し。ただし、氷・雷の大技のあとは休憩ターン→1ターン通常行動→魔王球となる。また、これも最初にどこから始まるかよくわからない。

こちらの動きは、まずフレイム・サンダーウォールを常に張り続け、通常行動2ターン目にヘルラージュでリビングチェイン、魔王球ターンにフレイム・サンダーウォール、大技ターンはティーティー下げてマリオン出して全員防御、休憩ターンはウォール張り直しせずに全員で殴ると言う感じ。

一定ダメージを与えると、セドナ・バーン・ライデンインストールが割り込みで入ってくる(確か合計3回(ラスト1回は各ブレス系強化も入る))。インストール後は4ターン通常行動からの魔王球という動きになる(インストールは4ターンで切れ、その後の動き元のローテーションに戻る)。

とりあえず大技前にリビングチェイン打っておかないと多分悲惨なことになるので常にリビングチェインを打てるTPを確保しつつウォールも切らさず主に休憩ターンに殴るという流れだった。

 

まあこんな感じで倒しました。1時間半くらいかかりました。

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終わり。