ノベルゲーム

『A martyr』 雑記

良く出来た作品でした。 孤児院の評価を上げて子どもたちを救うためには学校教育や職業訓練を行わなければならない。しかしそれらを行うには資金が必要で、施設のお金は減っていくばかり。一人でも多くの子どもたちを助けるために、少数の子供には人身売買に…

『景の海のアペイリア』 雑記

ネタバレ全開雑記注意 肉の体という檻を認識しそれを脱しようとした彼だったが、その実その世界こそが肉体の檻を脱した世界なのだった。 …とまあ、一空観は肉体を捨て去った先に自由と進化があると主張し、そこを目指した。しかし目指した場所はそもそも自分…

『ロリ巨乳の里にて 無料版』 雑記

「パイズリセックス」ってワード、めちゃくちゃ強いですね。 とりあえず無料版隠しキャラ含めて親密度みたいなのマックスにしてハーレムエンドっぽいのも観終わったのでクリアということで。 エロかったです。本番が一切ないという徹底っぷり、とても良いで…

『CyberRebeat』 雑記

ネタバレしつつ書きます。ご注意を。 序盤、OPムービーが流れるまでは正直言って詰まらなかったというか、主人公が面倒くせえなあって感じだった。 しかしここを超えてからじわじわと面白くなり、中盤からラストまではトップスピードで駆け抜けていく感じに…

『できない私が、くり返す。』と『生命のスペア』の対比雑記

『生命のスペア』の情報が公開された時から、「興味あるけど雰囲気が『できない私が、くり返す。』に似てるから模倣に留まってしまうのでは」みたいな感覚を勝手に抱いていた(正確には「そこからどう逸脱するのか」に興味があったのかも知れない)。 結果を…

『生命のスペア』 雑記

『生命のスペア I was born for you.』というタイトルであるが、作品から伝わってくることは「生命に代用はないし、あなたは他人の代用として生まれたわけじゃないよ」といった感じで、タイトルとは逆を行くような印象だった。 逆を行くという点では『できな…

『できない私が、くり返す。』詩乃√及びRe:Call√を主とした雑記

『できない私が、くり返す。』というタイトルではあるが、ループモノという感じはしなかった。時計を使って時間を戻すという超越的な力を有しながらも、その世界観は極めて我々の居る世界に類似した、『馴染みある世界の話』という感覚が強い。 詩乃√におけ…

ウィザーズコンプレックス 雑記 追加分2

アイリス√の雑記で、アイリスが『流される人』から『主体的・主観的決断をする人』に変化していったみたいな話をしたけど、別にアイリス√に限らず全√でこの変化が観られたような気がした(一葉√に関しては微妙なところあるけど)。 アイリス 「これで蒼さん…

ウィザーズコンプレックス 雑記 追加分

スクリーンショット見返してて気付いたこととか書き出していく。 √攻略順がアイリス→鳴→一葉→ほのかだったので、そこら辺の順序とかの関係で読み取れなかった部分とかについて書きます。作中のテキスト引用多め。 アイリス√でのターニャ ターニャ 「どのみち…

ウィザーズコンプレックス ほのか√ 雑記

『システムを取り巻く環境の破壊と再構築』をする話。 魔法生徒会大戦というシステムそのものが変質したわけではなく、そのシステムを取り巻く環境が時間とともに変質したことにより、歪な現状が形作られた。だから変えるべきはシステムではなく環境だという…

ウィザーズコンプレックス 鳴√ 雑記

『フィクションを非実在ではなく実在する異文化として観ること』 『フィクションに夢観る者は卑屈になるべきではない』 鳴√から感じたメッセージ的なものはこのふたつ。 ひとつめに関しては、元長氏が過去にTwitterで発言したソレです。 ソレをターニャが語…

ウィザーズコンプレックス アイリス√ 雑記

『責任』とか『内側と外側の区別』ってのが頭に浮かんでくるような話。 アイリスも蒼も始めは『流される人』だったのが、話が進むに連れ、『主体的・主観的決断をする人』に変化していった。主観的に決断するということは、客観的な何かに頼らないというわけ…