ウィザーズコンプレックス 雑記 追加分

スクリーンショット見返してて気付いたこととか書き出していく。

 √攻略順がアイリス→鳴→一葉→ほのかだったので、そこら辺の順序とかの関係で読み取れなかった部分とかについて書きます。作中のテキスト引用多め。

アイリス√でのターニャ

ターニャ

「どのみち、ターニャの夢は叶わないってわかったし」

アイリス

「えっ……?」

ターニャ

「苦労せずに簡単に他人を支配できないこと、もうわかったから」

「しょせん、ターニャは現実に負けた敗北者。

 だから、どっちに転んでもターニャには関係ない」

「……好きにすれば?」

「ターニャなんかが夢を見たのが間違いだったってこと。

 喪女は喪女らしく、また引きこもりに戻るだけ」

 

ウィザーズコンプレックス アイリス√

 

 鳴√で夢を諦めないと宣言していた力強かったターニャは何処へ行ってしまったんだって思えるシーン。

ターニャがこうなってしまったのは、鳴との関係が深まらなかったからかなあとか思う。で、ここからアイリスが鳴√での鳴と似た役割を果たす。

 アイリス

「……終わってないよ。これから始まるんだよ」

「支配とかは無理だけど……でも、もしターニャがこの学園で

 やりたいことがあったら、これからしたらいいんだよ」

「ターニャは、生徒会の役員なんだから」

「それで……そのためには、大戦なんてない方がいいと思うの」

「その方が、偏見なく、みんなにターニャのことを見てもらえると思う」

ターニャ

「偏見なく……」

その言葉に、ターニャさんは心を動かされたようだった。

ターニャ

「嘘。人は偏見ばっかり。すぐ見た目で暗いとか言うし……」

「それに、ターニャ、性格悪いし」

アイリス

「そんなことないよ。ターニャは私のために、

 誕生日のこと、蒼さんに伝えてくれたよ?」

ターニャ

「あれは借りを返しただけ。ギブアンドテイク」

アイリス

「借り?何のことかよくわからないけど……

 悪い人は、きっと借りたものを踏み倒すと思うな」

「ギブアンドテイクって考えてくれる子が、性格悪いわけないよ」

ターニャ

「……ほんと、お人好し」

「………………好きにすれば」

 

ウィザーズコンプレックス アイリス√

 

 鳴√で鳴がターニャに『魔女の夢であるあんたが、魔女に嫌われるようなことしちゃダメなんだ』って言ったのと似たように、アイリスが『もっと偏見なくターニャを見てもらえるような環境を…』、『ターニャは性格悪い子じゃないよ。私はそういうところ知ってるよ。』って言う。

この言葉でターニャが『やっぱり夢を諦めたくない。』とまで思ったかはわからないけど、少なくとも現実を全て諦めてしまうような悲しい思いは抱いていないと思うし、ターニャは何かしら救われたんだろうなって思う。

鳴√では夢を諦めないターニャが描かれ、アイリス√では夢を諦めてしまうターニャが描かれる。しかしどちらもターニャが現実に絶望するような流れを作らない。彼女の持つ『フィクションは非実在じゃない』って思いを否定しない。非常に良いですね。

 

一応ここまでで公開。また追加あったら書き足す。もしくは別記事に分ける。